今年味噌、去年味噌、
いま、心をとかす愛
![]() | いま、心をとかす愛―レイクショア・クロニクル (MIRA文庫) (2010/03) スーザン ウィッグス 商品詳細を見る |
「あの夏、湖面にまばゆく」「あの頃、憧れは遠くに」「ふたたび、遥かな恋を」
に続くレイクショア.クロニクルシリーズ4作目。
国際的に活躍する法律家のソフィーは世界平和のため家庭もかえりみずに
働き、離婚も経験した。そんな中あるテロ事件に巻き込まれ命を落としかける。
得意の水泳で死のふちから逃れた時、家庭や子供たちとの絆を大切にしょう
と、仕事を辞め、子供たちの住む湖畔の街に住むことを決意する。
帰路で事故に巻き込まれたソフィーを救ったのが、地元に住む獣医ノア
だった。ひとまわり近く年の離れたノアとの恋にはさまざまな障害が。
いやー! よかったです

実はこの本、買って少し読みはじめたときは途中下車状態だったんですよ。
他にもっと刺激的で読みたかった本があったので(*^^*)
かなりのペースで読んでしまう私、いよいよ読む本が手元になくなって
「よい書っ」違う!「ヨイショッ」と手に取ったわけです。
スーザン.ウィッグスさんごめんなさい。
なんといってもノアでしょう、ぶっちぎりのすばらしい青年です。
ロマ本といえば、定番の過去のトラウマで女性不信であったり、
愛しているのに、素直になれないで反対の行動をとるような、
幼稚園のスカートめくり的なヒーロが多かったりするなかで(笑)
ノアの素朴ともいえる態度は清流ものです。
年の差カップルといえば、たいていヒーローが上の場合が多くて
世間も読者も好む傾向があり、なぜかヒロインが後ろめたい気持ちを
抱くようです。それは不満。
ソフィーの絆再生の物語とも言えるこの本は、冒頭の派手なドンパチから
始まるだけに後半の穏やかさが引き立ちます。
そしてじっくり読んでみると、この本には悪人がいないんですねー
久しぶりに心のお洗濯本でした。◎!
気高き獅子におぼれて
![]() | 気高き獅子におぼれて (マグノリアロマンス JD- 1) (2010/06/09) ジャスティン・デイビス 商品詳細を見る |
SFロマンスということで、どちらかというとパラノーマル苦手の私は
なかなか触手が伸びませんでした。ところが、これが面白かったんですよねー
ジャスティン・デイビスという作家さんの本、探してみようかな?
時ははるか未来、なにしろ宇宙戦争の設定ですから(^^;)、
任務を終えて家とも言える住まいに帰ってきた大尉シェイラーは、
友人に金髪の美しい青年ウルフを進められます。
ウルフは、シェイラーの所属する連合軍が制圧した惑星トリオスから
連行され、性の奴隷とされて、首輪によって行動や意思までも
コントロールされています。
過去の奴隷と異なり、未来だからこその残酷な扱いをされ、
そんな環境でも誇りを失わず耐えているウルフ。
愛情深い両親に育てられたシェイラーには、とても直視できない連合軍の
仕打ちでした。ウルフの為を思って一夜の奉仕退けたことが、
かえってウルフには奴隷としての残酷な罰が待ち受けているのです。
それを知ったシェイラもまた苦悩するのですが。
戦いに敗れ奴隷とされたウルフ、それ支配する立場の国のシェイラー、
それだけでも前途多難な二人です。
首輪のせいで、シェイラーに対する感情が自分本来のものか、コントロール
されているのか,区別がつかず苦しむウルフの姿は胸をかきむしられるような
辛さです。心を虐げられる苦痛はどれほどのものでしょう!
過去の戦争の勝敗によって、支配するものとされるもの、
この形は太古もいまも、未来も変わらないのでしょうねー?
なんだか、ふと現代世界にもこのような構図があるような、、、
川面に揺れる花
![]() | 川面に揺れる花(上) (ソフトバンク文庫NV) (2010/06/22) キャスリーン・E・ウッディウィス 商品詳細を見る |
時は18世紀末、無実の罪でアメリカ大陸への囚人護送船に乗せられた美しい女性シメインの過酷な船旅から始まる物語。
無実の罪で奴隷となり大陸へ送られる物語は、パメラ.クレアの「タータンの戦士にくちづけを」もそうでしたねー、一気に読んでしまった作品でした。
人目を引く美貌、いわれのない罪、過酷な囚人奴隷の生活、ここまでは「タータンの」と同じですが、キャサリーン.E.ウッディウィスのこの作品はまったく別な展開となっています。
新大陸に着いた一艘の囚人護送船、鎖でつながれた囚人たち。絶望しながらもシメインは降り立ちます。
彼女は育ちの良さからくる気品と負けん気の強さで、妻に先立たれ一人息子の乳母兼教育係りを捜していたゲイジの目にとまります。 その交渉場面にハラハラドキドキ
、結果は予想がつくのに〜美貌の奴隷とハンサムでやもめの造船技師、シメインにしつこくつきまとう囚人護送船の水夫達、ゲイジに異常にに執着する娘ロクサーヌ、さすがキャサリーン.E.ウッディウィス悪役もメリハリついてます

ヒーローもヒロインも好きなタイプです。初めてシメインが囚人船に乗せられるいきさつを聞いたゲイジ、「シメイン、どうやら君の不運が私の幸運につながったようだな、その不運には心から同情するが、だからといってきみがいまここにいることを悲しむふりなど私にはできない」 うーんなんと正直で率直な言葉なんでしょう

黒幕もロクサーヌの家族関係も結末も予想がついてしまうのに、最後までひきつけられてしまうんですから、やっぱりキャサリーン.E.ウッディウィスは凄い!
キャサリーン.E.ウッディウィスの未約作品、なんでこんなお宝を放っておいたの
ともっとあるでしょーーと思わず叫んでしまう、、


おいしい味噌汁ができます。









